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2026/03/26

経営改善 基準の見直しと優先順位付けの大切さ

【目次】
1、経営改善とは「基準の見直し」である
2、俯瞰するためには「略」することが不可欠
3、どんな「はかりごと」も、行うのは「人」である

【今回のポイント】
・ 経営改善とは、基準の見直しである
・ 状況は時々刻々と変わる以上、「朝令暮改」もあり得る
・ 但し、「臨機応変」が必ずしも良いとは言えない
・ 結局のところ、全体を俯瞰した上での判断が必要である
・ これまでの当たり前を変えること、その重みを腹に収めることが必要である
・ 故に「略」すること、優先順位をつけることが必須である   

1、経営改善とは「基準の見直し」である

経営改善とは、結局のところ基準の見直しを意味します。

現状に対して望ましい姿、即ち「当面のあるべき姿」を描き、見えてきたギャップを洗い出すことになるからです。

敢えて「当面のあるべき姿」としているのは、外部環境を含めた自社の置かれた状況は時々刻々と変化するものであり、現時点に適した解答(戦略)が明日も正しいとは言い切れないと考えているからです。

「朝令暮改」

この言葉は本来ネガティブな意味が強かったと思います。

文字通り、朝出した指示命令が夕方には変わる訳ですから、部下としてはたまったものではないでしょう。

しかし、こうも変化が激しくなるとそうも言ってはいられません。

前提条件がころころと変わるのです。

まあ、経営戦略という言葉にも「戦略」という言葉が入っているように、戦うための図り事を意味しますし、戦とはそもそも何があるか分からないものという風に考えると間違いではないようにも思われます。

状況の変化に合わせて「臨機応変」に対処するという方が聞こえは良いかもしれません。

但し、 「臨機応変」については注意が必要でしょう。

誰が、何を持って、「機に臨んで変に応ず」るかは難しい所でしょう。

下手をすると、「やり繰り」に陥る危険があります。

その場の成り行きに応じて適切に対処するのは良いでしょうが、成り行きというのが曲者です。

2、俯瞰するためには「略」することが不可欠

「機に臨んで変に応ず」るにしても、結局のところ「どこまで全体を俯瞰した上で」という条件付きになるように思われます。

そして、「俯瞰」する以上、全体像を見る必要があります。

というか、高い所から観察する訳ですから、細かいところまで見ている場合ではないというのが正確かもしれません。

そういう視点から考えると、「戦略」の「略」という言葉の意味を調べると面白いですよね。

・ はぶくこと
・ おおよそ、あらまし
・ はかりごと

この辺りがヒットするのではないでしょうか。

戦いに勝つために(はかりごと)、外部環境と内部環境を大掴みにして(おおよそ・あらまし)、必要最低限にまで絞り込む事(はぶく)なんて考えてみると面白いかもしれません。

要は「5S」です。

「5S」における「整理」、必要な条件の明確化とそこから見えてくるギャップを共有すると共にそれを埋めるための施策を立案、実施がこれに相当するのではないでしょうか。

無論、「企業戦略」とは組織戦、皆が見えるように、把握できるような形にするという「整頓」が必須となります。

この時見えてくるギャップの多くは、従来社内では当たり前に思っていたことが異常や隠れた困り事へと基準の切替えが発生するかもしれません。

前提条件が代われば、ある意味当然ことです。

「整理」・「整頓」することで、色々と顕在化する訳です。

3、どんな「はかりごと」も、行うのは「人」である

条件を絞り込み、ギャップが見えた上で共有できればあとは取組むのみとなります。

但し焦りは禁物、これらの取組みは自社にとっては慣れない状況であることを忘れないで下さい。

そもそも、このギャップを仕組み的に顕在化させることができていたら外部環境(市場含む)の変化を常に直視できているはずであり、一般的には「革新」と呼ばれる挑戦が定常的に行えるはずです。

まあ、そう簡単にいかないからこそ色々と苦労、工夫をする訳ですが。

それだけに、あれもこれも同時に手を付けようとすると必ず混乱します。

そして、社内の改善に投入可能な工数にも当然の事ながら制約があります。

無論、改善チームを立ち上げて責任を持たせて進めることは大切ですが、緊急事項+重要事項での優先順位付けが欠かせません。

これも「整理」ですね。

因みに、前述の「略」という言葉の意味が意外としっくりくるかもしれません。

・ はぶくこと
・ おおよそ、あらまし
・ はかりごと

「はかりごと」という企みを、意思を持って行うのですから、当然のことながら怖いでしょう。

只でさえこれまで社内で当たり前になっていた風景を否定することにもなりかねないので、取組む側としては猶更です。

それを分かった上で、「当面の目指す姿」と現状とのギャップをひとつひとつ埋めていくこと、経営者がきちんと承認してあげて背中を押して上げることも重要です。

結局は人が取組む訳ですから、精神的な不安軽減にもこの優先順位付けは効果が大きいと言えます。

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