2026/10/14
経営改善 経営戦略とは
1、「経営戦略」
企業とは「ゴーイングコンサーン」、即ち将来に渡って事業を継続させるべき存在です。
存続しなければ、基本的には「経営目的」を果たせません。
短期間に収益を上げて終わりとする単発の事業ではありませんので、ある意味当然のことです。
故に、限りある経営資源を最大限有効活用する必要があります。
経営資源とは、
人(技術や知見含む)
モノ(設備含む)
金
情報
等となります。
これらを有効に使い、外部環境に立ち向かい、生き残っていくことが「経営」です。
重要なのは、
・ 環境に適応すること
ではなく、
・ 環境の変化に適応し続けること
です。
その為に、「経営戦略」が必要となります。
成り行き任せではどこに流れ着くか分かったものではありませんのである意味当然のことです。
故に、企業における取組みは、全て「経営戦略」にリンクしなければ(させなければ)なりません。
そして、「経営戦略」とは、
「企業体がその経営目的を達成するための施策・方策全般」
を意味します。
少し補足します。
「戦略」とは、元々が軍事用語であり、
・ 組織のものの見方、考え方
・ 戦に使うための図り事
・ 戦いに勝つための大局的な方策
・ 方策の実行の積みかさねに基づいた企業ごとの型(組織風土)
みたいな意味です。
それに対して「戦術」とは、
・ 個別の戦いに勝つための手段、方法
みたいな意味です。
大きな違いは、時間軸や空間軸です。
「戦略」は中長期間、面積や体積的な広がりを考慮しながら勝つために構築すべき大局的な方策、或いは勝利条件に対して、「戦術」はその瞬間(短期間)、個々の点や線で勝つための方法です。
これをもとに「経営戦略」を振り返って見ると、単なる戦うための方策とは違うことが見えてきます。
「経営戦略」とは、具体的には
・ 戦いに耐え得るための基礎体力作り
・ 戦い続けるためのロジスティクス(後方支援:兵站)の構築
・ 戦略目標=市場の設定
と考えることが出来ます。
重要なことは、
① 戦う前の準備により勝敗は大きく影響を受けること
② 戦略上の失敗は戦術では補うことはできないということ
* クラウゼヴィッツの戦争論より
になるかと思います。
この「施策・方策」は経営資源である
人(技術や知見含む)
モノ(設備含む)
金
情報
等に対して機能します。
機能するように仕組まれます。
そこから得られる成果が、
① 【キャッシュフローを考慮した利益の確保】
② 【外部環境の変化に対応し得る組織文化】
となります。
多くの中小企業は、投資余力に限りがあります。
故に、既存の市場・既存の取引先の深掘りに限定されがちです。
それ自体は間違いではありません。
しかし、「経営戦略」とは、
・ 戦いに耐え得るための基礎体力作り
・ 戦い続けるためのロジスティクス(後方支援:兵站)の構築
・ 戦略目標=市場の設定
であり、これが具体的に機能するのは限られた経営資源である
人(技術や知見含む)
モノ(設備含む)
金
情報
等に対してとなります。
その上で、
① 戦う前の準備により勝敗は大きく影響を受けること
という前提条件を鑑みると、まずは最大の経営資源である「人(技術や知見含む)」に対して変化点に立ち向かう準備をさせているか、準備が出来ているかというのは非常に重要なポイントと言えます。
そして、「人(この場合は特に営業機能)」が動くことではじめて「情報」が動きます。
入る情報、出る情報、いずれも動かすのは「人」です。
「経営戦略」と表現されると少し腰が引けるかもしれませんが、「変化点に対して先手を打てる状況を常に整備すること」と言い換えれば、やれることは沢山あるはずです。
人、即ち人材を正しく活かせていますか?
・ 決まり切ったルーティンワーク
・ 十年一昔みたいな仕事の与え方
・ その人にしかできない仕事の組み方、仕組み方
もしそのような状況に陥っていると感じるのであれば、見直しに取組んでみませんか?
② 戦略上の失敗は戦術では補うことはできないということ
これもまた、歴史上の事実でしょうから。
一覧に戻る

