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2020/08/17

経営改善と組織化について

経営改善を進めていく中で、ある一定レベルまで来たときに必ずネックとなるのが、権限と責任の不明確さや社長が作業レベルの意思決定にまで関わっていることです。
売上が増え、従業員が増えていく中で自然発生的に役割分担は出来てくるものですので、それなりに組織図は存在しています。
問題は、実態として社長の直下にある管理職が育っておらず、結果として社長が全ての事象に関わることになり、組織としての機能がうまく回っていない点にあります。
組織図の分岐点は本来情報伝達の分岐点であり、会社における機能を分けて、専門性を持たせながら権限と責任の委譲を与える意思が込められるべきものです。
そして、その専門性を持たせた機能を管理統御するために管理職枠がまず設定されて、その下に更に細分化・専門家された機能に分化されていくべきものです。
それ故、業務的な指示や報告もその組織図の経路に従って伝達されるべきであり、結果として社長の意思(指示)は必要最低限の結節点を担う担当管理者にのみ発信され、それに対する行動の結果が必要な情報(この場合は絞り込まれた必要最低限の情報)として上がってくる訳です。
しかし、現実には社長及び直下の管理職が基準を持った情報伝達の仕組みの構築と訓練を怠っているため、本来の順番(枠)を飛ばしたやりとりを社長自身が行なってしまいがちです。
そうすると、最終意思決定者(社長)の指示が、管理枠を飛び越して放射状に飛び交うことになります。
結果、育って欲しいはずの管理職は指示情報の加工と伝える為の伝達訓練が疎かになり、作業の手にはなりますが社長の片腕にはならない状況に陥ります。
会社を成長させる為には、社長の片腕を育てる必要があります。
それも、単なる分身ではなく、専門性を持って諌言をしてくれる片腕を。
「自分でやれば手っ取り早い」「自分がやらなければだめだ」という思いからくる行動を、「信じて任せる」行動に変える、その為に組織図が意思を込められた権限と責任、情報伝達経路の仕組みとすること、これもまた、経営改善の肝となる重要なポイントとなります。

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