2020/09/17
会社(組織)という存在と人財育成と意識改革3-1
「意識が変るから行動が変わり、結果が変る。」とか、「意識改革のための研修」とかよく言われますが、違和感があるのは私だけでしょうか。
確かに、会社(組織)という存在は、恐らくそこに所属するだけで人の意識を変えられる珍しい存在だとは思います。(そこに所属し続けるということは、大なり小なりその風土に染まっていくものであり、結果としてその環境に慣らされていくものですから。)
だからこそ、新卒であれ中途であれ普通に仕事を覚えさせていくだけでは本当の意味での人財は育ちにくいように感じます。
作業の担い手としては重要ですが、経営に寄与する人財(=変えるべき点を変えられる力を持つ人)こそが望まれるはずですから。
無論、極少人数ではありますが自らが積極的に変えようとチャレンジするような逸材もいるのでしょうが、活躍できる環境が無ければ継続は困難でしょう。(衆寡敵せず、先に心が折れてしまいますよね。)
このように考えると、人財育成を望むためにはその環境そのもの、まずは経営者自身が自らの姿勢を含む自社の風土そのものを直視することが必要不可欠だと思われます。
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