2020/10/01
会社(組織)という存在と人財育成と意識改革3-3
現在のコロナ禍は、恐らく全ての企業に大なり小なり変化を強要することになるでしょう。
実際、当社が支援している全ての企業においても、想定外の変化(減収含む、業種によれば増収あり)に直面しています。
この激しい変化に対応するために求められる取組みとして共通して言えることは、管理基準の更新(レベルアップとスピードアップ)です。
それを行なうためにも、自社の強みに対する振返りが必要不可欠となっています。
中小企業は経営資源の制約が多いため、弱みの底上げより強みにエッジを効かせる方が効果的なのは自明の理です。
また、並行して儲けに繋がっていない活動(過剰サービス等)の見直し(=コスト抑制策)にも取組んでいただきます。
この点については弱みと思われるかもしおれませんが、多くの場合は過剰サービスを強みと勘違いされているようです。
まあ、値決めを含めた良否基準の設定間違いがほとんどです。
実際の取組みは小さなことからコツコツと、期日を決めて丁寧に、愚直に行動し続けることになります。
表現を変えると、これまでの甘い基準を見直し、訓練によりそれが当たり前になるまで継続するという事でしょうか。
会社(組織)のこれまでの風土(甘い行動基準、判断基準)の更新に取組み、それを現実に落とし込む為に行動し、結果としての収益改善に繋げる訳です。当然、結果が変りますので、そこではじめて「この基準に更新して良かった」と納得して、意識が変るのです。
行動を変えたから結果も変ったという実感と、変えて良いのだと言う納得感、これが本来の人財育成ではないでしょうか。
但し、それを許容する会社(組織)の風土が必要不可欠であることを補足させていただきます。
一覧に戻る