2020/11/11
変えることと変わること
コロナ禍で厳しい経営状況が続いている中、嬉しいお話がありました。
様々な改善の中で損益分岐点を下げてきた支援先企業で並行して取組んできた営業プロセスの改善の成果がようやく出てきたとのことです。
「目標設定の基準を変え、足らずを補うための行動計画に落とし込み、それを着実に実施する。」
言葉にすると当たり前のように感じるかも知れませんが、その当たり前のことを当たり前にやりきることに拘った結果が、対前年同月比微増です。
その上で損益分岐点を下げる取組みが相まって、月次ベースで大幅な黒字化、対前年同月比では驚きの結果となりました。
今回お伝えしたいことは、基本の重要性です。
特にメーカーでは、営業―製造-物流が連携してやるべきことをきちんとやりきることの効果は非常に大きいものがあります。
当社は様々な企業の収益性向上からの体質改善支援を行なっていますが、その為の施策の多くは基本に沿ったもの、後で振り返ると「当たり前」に思えるものばかりです。
しかし、その効果は絶大であると断言できます。
一発逆転ホームランを狙うのか、内野安打でもひとつずつ塁を進めて着実に得点を重ねるのか、前者は確かに華やかですが、やはりお勧めは後者、着実に前に進むやり方です。
当たり前を当たり前にするためにも掛けるべき時間は掛けて社内に浸透させること、結局それこそが最短ルートだと思います。
ホームランバッターは、数が少ないからこそヒーローですが、個の力が集団の力に適うことはありませんから。
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