2021/03/23
「経営改善」共有する意味
現状を変えること、これは難しいことです。
正確には、取っ付きにくいと表現するほうが良いかもしれません。
本来人材の揃っているはずの(人数の多い)大手企業ですら、過去の成功体験からの脱却に苦労しているのに、ましてや中小企業においては更にハードルが上がる、と思っている社長は存外多いように感じます。
今のままではまずいのだが、どこから手を付けていいかわからない・・、とか、従業員の中に抵抗勢力がいて言うことを聞いてくれない・・、とか。でも、そういう会社ではなかなか労働環境が厳しかったりします。余裕がないから必要な投資(人的投資含む)ができていないため先送りをすることで更に悪化する、正に悪循環です。
しかし、見方を変えればチャンスでもあります。変えることで楽になる、同じ成果を上げるにも上げやすくなる、という「当面の目指す姿」をきちんと示せれば、意外と「やってみるか」という方はいるものです。
不満は行動につながるエネルギーのひとつなのですから。但し、一足飛びにはいかないものではあります。
「当面の目指す姿」を実現するための阻害要因の洗い出しと、スケジュール化は必要不可欠です。それも、可能な限り具体的にすることが重要です。
実は、このひと手間が「共有」するための必須条件です。
「5S」における「整理」と「整頓」、改善現場で言われる「目で見る管理」もこれに相当します。自分たちが取組むべき課題を、メンバーと真剣に洗い出して「表に出すこと=目で見える状態にすること」、これが自社を良くするための第一歩となります。
具体的にビジュアルで捉えることで、心理的な抵抗感も減ります。何せ、自分たちが作った活動計画ですし、一人(孤独)に進めるものではないのですから。(チーム戦、組織戦への展開)
補足ですが、人は共通の敵を見つけることで団結します。ここに外部支援者の存在意義があります。全てを内部で行えば角も立つでしょうが、外部支援者の所為にしてしまえば怒りのベクトルも変わります。そして、外部支援者はこのようなアプローチのプロです。
「共有」とは、自分事に具体化すること、これがあって初めて物事は進み始めます。外部支援者という悪役をうまく使ってみませんか。意外と楽に改善が進みますよ。
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