・　人手不足です。
多くの中小企業でよく聞く悩み事です。
・　離職率が高いです。
この悩みもよく聞きます。
ただでさえ人手不足なのに、人が辞めていく、正に悪循環です。
それでは、新たに雇い入れた人は、誰が責任を持って仕事を教えるようになっていますか？
どのような仕組みで仕事を教えるようになっていますか？
実のところ、この質問に適切に答えられる企業は極少数派であり、多くの企業は簡単な説明の後は即現場に投入、作業の手として使うことしか考えていないのが実情ではないでしょうか。
少し考えてほしいのですが、逆の立場で自分がこれをされたとき、どのように感じるでしょう。
ただでさえ慣れない新しい職場です。
不安にならない方が不思議ではないでしょうか。
部分を担ってもらうパートさんでしたら、まだ許せるかも知れません。
しかし、正社員としてスキルアップ（この言葉はある意味便利に、あるいは都合よく使われすぎている傾向はありますが）したいと思っている、やる気のある方にとっては、不安と不満を抱かせるには最も効果的かもしれません。
忙しいから、は言い訳にもなりません。
人対人、結局はお互いを理解して職場を理解してもらうためにどのくらい関与したか、するように仕組むか、これがないと定着してもらえず、いつまでも「忙しい」の悪循環から抜け出せません。
入社前の説明の大切さは当然のことですが、仕事と作業の違い（ここに、本来仕事を通じた本来のスキルアップの本質があります）を含め、受け入れ側の準備不足をこそ直視するべきではないでしょうか。
人が来ないのではなく、取り逃がしていること、他責より自責からスタートしないと改善策は出てきません。
まずは自社の状況を鏡に映して振り返って見ては如何でしょうか。