2022/02/22
経営改善:改めて思う、物流という第三の収益源
物流を制する者、世界を制す。
ではありませんが、物流、いやロジスティクスを制する者が市場での競争優位を獲得するというのは間違いではないでしょう。
俗に言われる「GAFA」の一角、アマゾンも正しくロジスティクスを制したことで市場を席捲しています。
残りの3社に対して、アマゾンだけは昔ながらの卸売業を現時点で究極にまで研ぎ澄ました企業と言えるのではないでしょうか。
因みに、日本最大の企業であり、稼ぎ頭であるトヨタ自動車の「ジャスト・イン・タイム」もロジスティクス改善がその根底にあります。
50年以上も前から着手して、延々と継続していることには本当に頭が下がりますが。
実際、多くの企業の経営改善に取組む中で、必ずと言ってよいほど重要取組み事項になるのが、物流改善です。
工内、工外を問いません。
「必要なものを、必要なときに、必要なだけ、運び、作る。」
言われてみれば当たり前のことが、本当にできていないのです。
いや、当たり前のことだからこそ、難しいと言えるのかも知れません。
運ぶのは当たり前、という前提に立ってしまえば、そもそも運ぶこと自体に疑問が湧き辛いようです。
しかし、この費用を削減(抑制)すれば、それはそのまま利益に乗ってきます。
売上を増やすよりはるかに楽なのです。
さて、この厳しい昨今、漫然と運び続けますか。
それとも、自社の当たり前を疑ってみますか。
その差は、将来的には大きいものになるでしょう。
前述の2社、アマゾンもトヨタも、最初は小さな企業だったのですから。
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