2022/05/11
経営改善:継続的な整理の大切さ
経営環境の激変が続いています。
発端はコロナ禍か、SDGs(持続可能な開発目標)を含めた二酸化炭素削減への急激な取り組みへ世界中が一斉に舵を切った影響か、それとも地政学的な変化か、この問いに正解はないのかもしれません。
しかし、これまでデフレというある意味特殊な空気に約30年間も浸っていた日本経済にとっては、正しく試練なのでしょう。
何が正解かはわからないけれども、少なくとも前例踏襲で立ち止まるのはリスクが大きすぎる、そんなところでしょうか。
個々の企業は、今現在存続出来ていることにはそれなりに意味があると思います。
特に、30年以上続いている企業には、その歴史と共に培ってきた強みというものが確実に存在します。
それは間違いなく強力な武器でしょう。
しかし、これまでと同じ使い方をしていてはこの大きな潮流に抗いがたい業種業態があるのもまた事実です。
この厳しい環境を生き残るためには、各社の持つ武器としての強みの本質を整理し直すこと、その中から新たな価値を見出すことが必要不可欠です。
もう駄目だ、と言われてから立て直しを果たせた企業もまた沢山存在します。
それは、武器の使い方を現在自社が置かれた環境に合わせて変化させた企業です。
時間の流れは私たちに立ち止まることを許してはくれません。
ならば、皆で知恵を絞りながら、もう一度、自社の武器を磨き直してはみませんか。
それもまた「整理」、あるべき姿を描き直すことなのですから。
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