2023/02/22
経営改善:中小企業の生産性

日本の企業の生産性が低い、との記事をよく見かけます。
特に中小企業の生産性が低いとの意見は多いようです。
赤字の企業が多いのも影響しているのでしょう。
しかし、実際に経営改善にきちんと取り組めば収益性が向上する企業が多いのも事実です。
多くの企業は売上を伸ばすことでしか収益は改善しないとの思い込みが強いように感じます。
「売上は全てを癒す。」
という言葉もありましたね。
規模の拡大こそが全て、ということでしょうか。
まあ、急速な成長を目指すベンチャー企業ならばそれもありかもしれません。
しかし、一定規模になると社内の仕組みを含めた質の向上がついてこなければ継続的な成長は厳しいのも事実です。
多くの企業は、自社製品の製造販売であれ下請けであれ、一定の市場を獲得していることには違いはありません。
但し、変化に適応することが出来ていないからこそ、低い生産性に甘んじている企業が多いのも事実です。
「質を上げること≠コストを下げること」
社内の仕組みを時代に合わせて更新することで、結果としてコストは下がります。
但し、乾いた雑巾を絞るようなコスト削減ではなく、本来やるべき仕事に絞り込みを掛けることで結果的にコストが下がる、というのが事実です。
それくらい、本来ならばやらなくて良いことが仕事の顔をして紛れ込んでいるのです。
また、前例踏襲という魔物の存在も無視できません。
結局の所、常に環境変化に合わせて変わり続ける仕組み、基準の有無が企業の生産性に大きく左右することになるのでしょう。
そして、付加価値を上げるには本来やるべきことに集中すること、これに尽きるのではないでしょうか。
継続的な見直し、当たり前のことを当たり前にすることこそ、本来の生産性向上に繋がります。
さて、この当たり前に挑戦してみませんか。
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